職業お迎え待ち独居老人

東松山市在住


染谷花しょうぶ園 2025/6/20

大宮市見沼区にある"染谷花しょうぶ園 "というところにお友達とでかけた。大宮駅中央改札口"まめの木"というオブジェの前で待ち合わせ。当方の住んでいる東松山というところから概ね一時間。流石に政令指定都市だけあり人が多い。比べるのも変な話だが、当方の居住地などは秘境と呼んでもおかしくはない。バスに30分ほど乗り"染谷新道"というところで下車。約700m。10分もかからない距離なのだが、話に夢中になり曲がるところを見落とすという老人の常。道を尋ねようとしても誰も歩いていない。スマホの地図は表示エリアが狭いのとGPSセンサのデータしか地図アプリが参照しないと、最初に歩き出す方角がわかりにくい。幸い友人が地図帳を持参していたので助かった。やはり地図と方位磁石があればすぐに解決する。次回からは方位磁石を持参しよう。緑地の中を歩く。かすかに草いきれの匂いがする。バスを降りて少し歩くともうこんな風景になる。車も人も通らない。曇り空なのでそれほど暑くはないが、緑地を渡ってくる風が気持ち良い。汗をかいてもあまりベタつかない。

見沼区

少し余分に歩いたが目的地につく。板塀の渋い入口から入場券を買って中に入る。平日なのと花しょうぶの見頃が終わりに近いせいか人は少ない。その少ない人もほとんどが年配者。その中でも婦人グループが目立つ。中は概ね8000㎡ -サッカー場を一回り広くしたくらい- 。当たり前だが緑が多くてホッとする。

染谷花しょうぶ園 入場券売り場で、しょうぶも盛りを過ぎたので300円。更に後期高齢者は100円引き。結局200円になってしまった。老人割引が利用できたのはこれで2回目。嬉しいことなのかよくわからないが、あまり考えず好意に甘えることにする 入場券

入り口を入るとアジサイの花が咲いていた。アジサイはまだまだこれからたくさん咲きそう。つぼみがいっぱいついている。園内はよく手入れがされている感じ。午前10時過ぎについたがもう帰る人もいる様子。

アプローチ

順路に従って進む。遠目にはまだまだ、花しょうぶがたくさん咲いているように見えるが近づくに従ってまばらになってくる。それでも十分に楽しめる。とりあえず縁台に座りのんびりと花を眺める。個人的にはやはり紫が一番好き。根元に品種をかいた札がおいてあるのだが沢山あって憶えきれない。少し移動してはまた座って花を眺める。

花しょうぶ

順路の最初あたりはまだ花が咲いているが、近寄ってみると大分花もお疲れの様子。花が終わってまた来季の手入れを考えると大変だと思う。縁台にすわって途中で買ったほうじ茶をもみながら友人と色々なことを話していると時間がすぐに過ぎてしまう。ふと気が付いたが園内に自販機というものがない。入口あたりに一台あったような気がしたが記憶が定かではない。どこでも人が集まる所にはとりあえず自販機を設置するのに珍しい。老人には落ち着いた感じがして気分が和らぐ。

花しょうぶ2

アジサイは少ないながらまだまだ健在。やはり本アジサイが一番の好み。今日は曇り空なのでよいが、カンカン照りのアジサイはなんだかつらい感じがする。2時間ほど花を愛でて外へ出る。

園内の様子

帰りはさすがに道を間違えることもなくバス停まで歩く。バスが’来るまで少し待ってバスに乗る。途中までは空いていたが突然いっぱいになってしまった。約40分で大宮駅の東口へ着く。軽くお昼を食べてビールを一杯飲む。さすが大都市。結構昼酒が飲める環境がある。電車に乗る前にコーヒーでも飲もうとプラプラと歩いていたら西口のショッピングセンターへ入り込んでいた。昔っぽい喫茶店があったので入ったら全席喫煙OKの店。飲み物を頼み、そういえば昔の喫茶店はみんなこうだったよねーと納得。染みついたタバコの香りで記憶は50年前に遡り、たまらない懐かしさを感じる。川越まで一緒に帰り、またどこかへ行きましょうと別れた。